お金を稼ぐ
愛人募集掲示板を覗いていたら、何となく引き付けられる書き込みがあった。
私は待ち合わせをして、その男性と会うことにした。
愛人募集掲示板なんかで人と会うのは初めてで、自分でもなぜ大胆になれたのかわからない。
待ち合わせ場所には見覚えのある男性が立っていた。
私は驚いてしまって、声をかけるべきかに悩んでしまった。
そこに立っていたのは、私がいつも行く病院の先生だったのだ。
「あの…愛人募集掲示板で…」
そう声をかけたら相手は人好きしそうな笑みで挨拶を返してきた。
反応は普通で、私みたいな一患者のことなんて覚えてないのだと切なくなった。
二人でしばらくカフェでお話ししたり、町をうろうろしたりした。
しばらくして先生が「また会ってくれますか?」と聞いてきたので、「今日はもうおしまいなんですか?」と尋ねかえした。
先生は質問の意味を察したのか、「もしよければホテルに行きませんか?」と言ってもらえた。私は頷いた。
憧れの先生に抱いてもらうチャンスだったのだから。
ホテルにはいると先生は私にキスをして服を脱がしてくれる。
「やっぱり、貴方の身体は見慣れてましたが、ホテルで見るとドキドキしますね」
先生は微笑みながらそう言った。
その言葉に私は驚いて、「私のこと分かってたんですか!?」と尋ねると、答えはイエスだった。
「最初から分かってましたよ。こんなこというと気持ち悪いかもしれませんが、病院でも素敵な人だと思ってたので」
先生はそう言うと私の胸に耳をつけた。
「聴診器を使わなくてもわかるくらい早い脈ですね」
その言葉に私も先生も目を合わせて笑った。
その後、先生とはとっても素敵なセックスをしたんだ。
診察室では見られない先生に、私の心臓は破裂してしまいそうなほどドキドキしちゃった。
憧れの先生とセックスできてラッキーだったよ。
童貞卒業
童貞卒業